広く乳酸菌の効果は知られている
乳酸菌の効果には、整腸作用や抗腫瘍作用・アレルギーやアトピーの症状を軽減する作用・免疫力を高める作用などがあることがわかっています。また、最近では乳酸菌の種類ごとに、それぞれ違った効果があるということもわかってきており、世界各国で色々な研究が盛んに行われています。
そのため、今では乳酸菌が健康に良いということは広く知られており、世界中の食生活に活かされてきています。
乳酸菌といえば、まずはヨーグルトやチーズが思い浮かぶかもしれませんが、実は乳酸菌発酵を利用した食品はその土地ごとに様々なものがあります。
日本で言えば、味噌や納豆・漬物・鮒寿司・日本酒などがそうです。
乳酸菌発酵をさせると食品が長持ちしてその風味もアップするということで、古来より様々な地域で取り入れられてきたため、現在でも世界各国に様々な乳酸菌を含む食品が存在しているのです。
このように、それぞれの地域に根ざした食材があるということも、乳酸菌の効果が広く知られていることの要因でしょう。
しかも、こうした乳酸菌発酵を利用した食品は、健康のために良いということが昔から言われているものもたくさんあります。
日本の鮒寿司も、体調を崩している時などに食べると良いと言われていたそうで、元祖健康食品というような位置づけの食品でもあったようです。
乳酸菌が体に良いということが科学的に説明され始めたのは、そう昔のことではありません。
しかし、そうした科学的な説明がある以前から、人々は経験的に乳酸菌は体に良いということを知っており、その力を日常生活の中に取り入れていたといえます。
近年では乳酸菌の研究が非常に盛んに行われるようになってきているため、乳酸菌の効果ということもより詳細にわかり始めてきています。
こうしてその良さが解明されていくことで、私たちは乳酸菌をより効果的に利用していく方法を知り、毎日の食事やサプリメントなどで乳酸菌を積極的に摂ることで、ますます健康になっていくことができるのです。